本とクエスチョンマーク

「うまくなりたい」という願いは、どのような習い事でも自然に生まれてくるものです。

 

ひとたび朗読をはじめれば、

 

「もっとうまく読めるようになりたい!」

「あの人のように上手に読めるようになりたい!」

 

という思いを多くの人が抱くことでしょう。

 

それでは、どのような読みが「上手な朗読」に相当するのでしょうか。

上手な朗読の「コツ」のようなものはあるのでしょうか?

 

巷の朗読のあり方は実に多様です。

淡々としているのに思わず聞き入ってしまう読みがあれば、情感たっぷりでお芝居に近い読みもあります。

読み手の数だけスタイルがあると言っても過言ではありません。

 

情感たっぷりな朗読

 

朗読の指導者がもともとアナウンサーの出身か、演劇畑の出身かによっても、目指す方向が変わってくるものです。

 

だからといって、好き勝手に読むことが決してよいわけではありません。

朗読でめざす読み方。

その第一段階は、「まっすぐな読み」だと言われています。

 

 

まずは美しい日本語のイントネーション・アクセントを学びながら、まっすぐに読むことを心掛けることが「コツ」だと言えるでしょう。

書かれている文字を、意味を押さえながら正しく音声化してみましょう。

朗読の美しい読み方

 

さらに、書かれている内容には必ずまとまりがあるものです。

これをばらばらにしてしまっては、作品全体がちぐはぐな印象を与えてしまいます。

まとまりを十分に意識して、正しい音を出す。

これだけで、ベースをきちんと作ることができます。

これが第二の「コツ」になるでしょうか。

 

音に表情を付けるのはそのあとで構いません。

情感たっぷりに音を作ったところで、表現の大モトが意味をなさなければ内容は伝わらないのです。

上記のふたつの「コツ」ができるようになってはじめて、三つ目のコツ「音に表情をつける」を意識することになるでしょう。

ただ音を出すだけなら、今はやりのボーカロイドにもできることですが、まとまりをつかみながらというのはなかなか難しいものです。

 

まずは第一のコツ「まっすぐに読む」。

これを目標に挑戦してみてくださいね。