2本の矢印

文を読むときに無意識にしてしまうクセを「読みグセ」といいます。

 

読みグセには様々なタイプがあります。

人によっては、読みグセが「個性」として好意的に受け入れられることがありますが、多くの場合、聞き手の耳に残る違和感に近いものです。

まずはクセのない語りを目指すようにしたほうがよいでしょう。

 

ここでは、読みグセの例として「助詞」と「語尾」に関するクセをあげておきます。

 

上向きの矢印と女性

 

まずは「助詞上げ」と「語尾上げ」です。

文字通り、「助詞」や「語尾」を高く上げて語るクセで、非常に多くの人が無意識に行っています。

テレビやラジオなどから聞こえてくる語りでもしばしば耳にする、言わば読みグセの代表例です。

特に若い方に顕著な傾向があります。

 

日本語の「助詞」や「語尾」は、例外や意味のある場合を除き、本来は下げて語らなければなりません。

自然にスッと収まるように心掛けましょう。

 

次に「助詞のばし」と「語尾のばし」を挙げましょう。

これも耳にする機会の多い読みグセです。

「助詞」や「語尾」をのばしてしまうと、聞き手に幼く甘えた印象を与えてしまいます。

ぜひ改善しておきたいクセです。

 

反対に「助詞」と「語尾」が美しく収まると、知的でスマートな印象を与えることができます。

朗読に限らず、仕事で人と接する際にも避けた方がよいクセといえるでしょう。

 

「助詞」や「語尾」は、日常あまり意識をしないで発している部分かもしれません。

美しい日本語の響きについて考える良い機会ですから、朗読を通して自分の読みグセを見つめてみましょう。